このページでは FTP サーバデーモンとして vsftpd を取り上げる。かつては様々な Linux ディストリビューションが wu-ftpd を標準採用していたものだが、今や vsftpd が主流だ。 vsftpd は、権限毎に分離したプロセス、 tcp-wrappers 対応、 PAM 対応など、セキュリティに重点を置いて開発された FTP サーバ。ただ、その分、設定がやや複雑で、充分に使いこなそうとすると難しい面もある。さらに、ここでは述べないが、暗号化通信や、バーチャルユーザ、バーチャルホストといった、より高度な機能も搭載している(らしい)。 Table of Contents 主設定ファイル vsftpd.conf 主なディレクティブ ローカルとアノニマスを両立させるには 拒否リストftpusersファイルの素早い作り方 nopriv_userの作成例 chroot動作の留意点