読み方:れいぞうごげん、ゼロぞうごげん 別名:〇増五減 小選挙区制の選挙において、「1票の格差」を是正するために選挙区の議員定数を調整する案の一つ。議席数を計5つ削減し、それに対する定数の増加は行わない。 「~増~減」という表現方法は、「4増4減」にも見られる一種の様式である。 有権者の数が少ない選挙区は、有権者の数が相対的に多い選挙区に比べて、選挙に勝つために必要な得票数が少なくて済む。つまり、選挙区ごとに1票の価値や重みに格差が生じていることになる。0増5減の導入により、この格差の緩和が期待される。 0増5減の案に関する本格的検討の動きは、2012年初頭あたりから報じられるようになった。2012年7月に、民主党が0増5減の導入を含む選挙制度改革法案を国会に提出したが、このときは「比例定数の40削減」などとセットになっており、他政党の反対に遭って結局は廃案になっている。 民主党の選挙制度