自然科学3賞を受賞した女性は3.5%[ロンドン発]今年のノーベル化学賞にゲノム(全遺伝情報)編集技術を開発した独マックス・プランク感染生物学研究所のエマニュエル・シャルパンティエ所長(51)=フランス出身=と米カリフォルニア大バークリー校のジェニファー・ダウドナ教授(56)の女性2人が輝きました。 自然科学3賞で女性の単独受賞は過去にもあります。しかし、英BBC放送は「賞が女性2人に共同授与されるのは初めて。歴史的なノーベル化学賞だ」と報じ、シャルパンティエ所長の「これが科学の道を志す若い女の子に前向きなメッセージを与え、女性科学者も研究に影響を及ぼせることを示すことを願っています」という言葉を伝えました。 シャルパンティエ所長は「これは女性だけに限ったことではありませんが、科学の道を志すことへの関心が明らかに欠けていることは明白です。これは非常に心配なことです」という懸念を伝えました。