アルゼンチン・コルドバの空に浮かぶ月(2016年10月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/Juan MABROMATA 【10月13日 AFP】月は、非常に多数の隕石(いんせき)の衝突を受けるため、その表面が8万1000年ごとに完全に「模様替え」されているとする、米航空宇宙局(NASA)の観測データに基づく研究論文が12日、発表された。 衝突による表面の変化──主に緩く堆積している月の塵(ちり)の表層2センチへの影響──は、これまで考えられていたより100倍も高い頻度で発生していると、研究チームは報告している。 研究チームの推算によると、地球の唯一の天然衛星である月に衝突している小惑星や彗星(すいせい)は、直径10メートル以上の新しいクレーターを毎年平均で180個形成しているという。 英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された今回の研究結果は、NASAの無人月探査機「ルナー・リコナイ