平成29年8月15日、福岡市中央区の韓国領事館前に突如として「ベトナム反戦像」が出現した。九州に拠点を置く政治団体「我々団」の総統、外山恒一氏が事前に予告して設置したものだ。現場は我々団支持者と私服警察官に取り囲まれ、一時騒然となった。 外山氏は8月13日にブログで「韓国向け声明」を発表。領事館前に「ベトナム反戦像」を設置することを予告した。同声明は韓国語にも翻訳され、掲載されている。ブログ内で「ベトナム反戦像」がどのようなものかは明らかにされなかったが、当日現場に設置されたのは全身銀色でヘルメットを被り、火炎瓶を手に持つ像だった。ヘルメットには「日大」の二文字がある。 なぜこのような像をいま韓国領事館に置くのか、外山氏に聞いた。 「韓国では慰安婦像を大使館前などに設置して、反日の機運を盛り上げていますが、これに抗議する日本の世論というのは少数派で、慰安婦問題について謝罪と賠償をしようとい