個人でアナログ・レコードを製作できるプライベート・カッティング・システム、「T560」。一部マニアの間では知られたシステムですが(ICONでも約3年前に取り上げました)、これがこのたび「T580」へとアップデート。今回のNAMM Showにはなんと開発元がブースを構えており、先ほど初めて実機を見ることができました。 ドイツのレコード・カッティング技師、Fritz Ulrich Sourisseauが開発し、2002年から販売が行なわれている「T560」。テクニクス SL-1200/1210(mkII以降)にステレオ・カッターヘッドやRIAAエンコーダーといったコンポーネントを組み合わせることで、自宅でアナログ・レコードの製作が行えるという大変ユニークなシステムです。今回アップデートされた「T580」では、カッティング時の肝となるステレオ・カッターヘッドが刷新。より精度の高いカッティングが行