「最近驚くのはこのスピード感なのです。この加速度が上がっているのが恐ろしいほど」---梅田望夫氏が,茂木健一郎氏との対談をまとめた「フューチャリスト宣言」(筑摩書房刊)の中でこう漏らしている。「ネットの性格として,情報の伝播速度無限大コストゼロ,これが本当に動き出したな,という感じが去年くらいからあります」(梅田氏)。YouTubeが,サービス開始からたった1年で世界を席捲したことがその象徴だ。Googleは1998年に創業し2004年に上場した。確かに変化のスピードが上がっている感がある。 これに似た言葉を最近目にしたことを思い出した。Rubyの作者であるまつもとゆきひろ氏が、Webアプリケーション・フレームワークRuby on Railsの進化に「この流れのどこに突っ込めばよいのかわからない」と驚嘆していたことだ。 Ruby on Railsの進化の「次元の違うスピード感」 発端は,最
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