米MicrosoftとLinux/オープンソース陣営の争いが,明らかに過熱している。最も新しい戦いは,米「Fortune」誌に掲載された,Microsoft幹部の「Linuxとその他オープンソース企業は,当社の特許を数多く侵害しているので対価を支払うべき」という内容の発言だ。この発言は,「Microsoftが間もなくオープンソース・ソフトウエアの開発/利用企業を訴え始める」と誤報され,広まってしまった(関連記事その1,その2)。 この件について,Microsoftは「注目を集めるためにFortune誌からインタビューを受けたのではなく,当社の長期的政策を説明することが目的だった」としている。Microsoftは,米Novellと同様の特許クロスライセンス契約に応じるオープンソース企業を増やしたかったのだ。 問題は,Microsoftが特許侵害と主張する事例について,内容を公表せず,前触れも