自然言語処理関係の関連学会の小町の独断と偏見によるまとめです。 国際会議 自然言語処理分野では、他の理工系分野と異なり、採択率の低い査読付きの国際会議に論文を通すことが高く評価されます。論文を探して読む場合でも、いわゆるトップカンファレンスと呼ばれているような国際会議の採択論文を読むと、外れの論文を引く可能性を減らすことができます(そういうところで発表されていなくてもおもしろい論文はあります)。自然言語処理の国際会議の論文のほとんどは ACL Anthology から無料で PDF をダウンロードすることができます。また、最近は TACL と呼ばれる論文誌に投稿する人も増えてきたので、TACL も合わせて目を通す必要があるでしょう。以下は(1つに絞りきれていませんが)トップカンファレンスとみなされている国際会議のリストです。 ACL: 自然言語処理でもっとも権威があり、かつ採択率も低いトッ
2023年3月をもちましてこちらのページの更新を停止します。ご活用いただき、ありがとうございました。 自然言語処理を学ぶことができる研究室をリストアップします。自然言語処理の研究をしている(= 国内では言語処理学会を主な研究発表の場所としている)教員が2名以上いる大学が対象です(私立大学は早稲田大学と法政大学と豊田工業大学です)。うち、教員が1研究室で3人以上いるのは北大荒木研、東北大乾研、筑波大山本研、東工大奥村研、名大外山研、京大黒橋研、NAIST中村研(ただし中村先生定年のため2022年現在募集停止)、NAIST渡辺研、NAIST荒牧研です。教員が1人だけしかいない研究室と、3人以上いる研究室(特に博士後期課程の在学生が多いところと)は質的にも量的にも違うと思いますので、博士後期課程に進学するつもりの人は、少なくとも1カ所はそれらの研究室を見学したほうがよいでしょう。博士前期課程から
ドクターレクチャー ドクター以上の人が言語学のトピックをいくつか選んで解説する勉強会。 あまり普段は自分から勉強しようとは思わないような内容も簡単に知るこ とができるので重宝する。言語学的な内容はこの勉強会を除くと夏休みに 開かれる読書会でしかほとんど出てこないので、しっかり出ておいたほう がよい。 FSNLP勉強会 自然言語処理の基礎勉強会。Foundations of Statistical Natural Language Processing という本を修士1年生で輪読する。統計的な自然言語 処理をしない人でも、いま自然言語処理をするのであればこのくらいの内 容は押さえておきましょう、という目的で読んでいる。修士1年の人には英 語の勉強という側面もある。分かりやすい英語なので、言語学で使われる 英語の用語を知るにも便利。 離散数学勉強会(D-Math) 自然言語処理をするに当たって
自然言語処理を学ぶ推薦書籍を紹介します。2021年03月現在、自然言語処理を勉強したい理工系の学生・エンジニアの人は、以下の本を推薦します。 (概要)自然言語処理(放送大学出版) (理論)言語処理のための機械学習入門+深層学習による自然言語処理 (実装)Python 機械学習プログラミング 第3版 自然言語処理を勉強したい、非理工系・非エンジニアの人には、以下の本を推薦します。 (数式なし)自然言語処理の基本と技術 (数式あり)自然言語処理(放送大学出版) オライリーから出ている「入門 自然言語処理」は特殊な本(詳しい人がこれを使ってレクチャーしてくれるならともかく、独習に向いていない)で、Python 2 で書かれているだけでなく、すでに動かなくなったコードも多々あり、2019年時点では読まない方がいい本です。(それでもどうしても、意地でも読みたい人は、本家にある Python 3 対応
東京都立大学自然言語処理研究室(小町研)に入学する人たちは、入学後に自然言語処理・機械学習・プログラミングの基礎勉強会を行なうため、特に事前に学習することはありませんが、入学前に勉強しておいたほうがよいことはあるか、と問い合わせがあるので、自然言語処理の独習用の情報を書いておきます。(主に情報系以外の学部生を対象にしています。) 近年の深層学習の発展に伴ってニューラル機械翻訳をはじめとした深層学習の研究をしたいという人がうちの受験希望者の大半ですが、深層学習の研究をしたい人はプログラミングと数学と英語のすべてがある程度できなければいけません。どれか1つでも足りないものがあれば、ほとんど研究できないと思ってください。これらは現在ほぼ未習の人が入学してから勉強して追いつけるものではないので、深層学習の研究がしたい、という場合はよくよく考えたほうがいいです。東大中山研の深層学習の研究がやりたい人
東京都立大学システムデザイン学部情報科学科 (東京都立大学大学院システムデザイン研究科情報科学域)人工知能・自然言語処理分野、自然言語処理研究室(小町研)のウェブサイトです。小町研では、多言語コミュニケーションを支援するために、コンピュータを用いて人間のことばを理解・解析する手法の研究をしています。西東京に自然言語処理の研究開発拠点を作ることを目指しています。 小町は2023年4月に一橋大学に新設されるソーシャル・データサイエンス学部・研究科に転出しました。都立大では新規の学生の募集を停止しています。一橋大学で大学院(修士課程)の指導を希望する人は小町までお問い合わせください。※博士課程は2025年4月入学の学生から受け入れ予定です。一橋大学の研究室サイトは暫定的にこちら。 2024/09/07 第19回 YANS シンポジウムにて以下の発表をしました。 臼井 久生 (東京農工大), 木山
小町を指導教員にと考えてこのページを訪れてくれた人、どうもありがとうございます。東京都立大学システムデザイン学部情報科学科(システムデザイン研究科情報科学域)小町研究室は自然言語処理の研究をしています。 本研究室では情報系に限らず、他分野の学科(人文・教育系を含む)出身で自然言語処理分野の基礎・応用の研究をしたい人を広く募集しています。研究の分かる(できる)エンジニアを輩出することを目指しています。本研究室は言語(英語、日本語)に関する知識、プログラミングに関する知識、機械学習に関する知識のいずれかに優れ、最先端の研究を挑戦する開拓精神に溢れた人をお待ちしています。また、研究室のダイバーシティを高めたいので、様々なバックグラウンドのある方を歓迎します。 小町が2023年4月に一橋大学に新設されるソーシャル・データサイエンス学部・研究科に移ったため、都立大では2023年度以降の学生の募集を停
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く