西川善司の「試験に出るゲームグラフィックス」(5)レイトレアプローチで作り上げた「The Tomorrow Children」の先進ビジュアル,中編 ライター:西川善司 諸事情で前編から時間が空いてしまったが,「The Tomorrow Children」のグラフィックス解説,中編をお届けする。 前編では,The Tomorrow Childrenの基本グラフィックスペックや,家庭用ゲーム機向けタイトルとしては業界初採用となった「ボクセルコーントレーシング」(Voxel Cone Tracing,以下 VCT)ベースのレンダリングエンジンについて解説した。大局照明(Global Illumination,大域照明とも言う)に対応したというより,直接光ライティングと間接光ライティングを完全統合した,従来のゲームグラフィックスにおける手法とは一線を画した技法を採用していたこともあり,かなり難解
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