携帯電話の基地局を作る際に、さまざまな機器を1つのメーカーに統一せずにコストを引き下げる「オープンRAN」と呼ばれる方式の導入に日本の通信各社が力を入れています。各社は、国内だけでなく海外勢も相手に世界市場でみずからの陣営に取り込む競争を繰り広げています。 携帯電話の基地局に使うさまざまな機器は、ベンダーと呼ばれる1つのメーカーに仕様が統一され、運用の安定性は高まるものの、改良の自由度が少なく、コストも下がりにくいことが課題となっていました。 こうした中、通信大手各社は、異なるメーカーの機器を接続できるようにする「オープンRAN」と呼ばれる方式の導入に力を入れています。