災害対策は「非常階段」 日本には地震や台風などの災害にあう危険性が常にある。特に、余震が頻発している現在、国内には絶対に安全である場所などないことを強く感じているのではないだろうか。こうした危機感を持っている今こそ、災害対策について真剣に考えられる時だ。 災害対策は「非常階段」にたとえることができる。高層ビルにおいて、エレベーターやエスカレーターは昇降を快適にしてくれるが、停電時には役に立たない。対する非常階段は昇降が大変なため普段はあまり使われないが、停電時には昇降のための唯一の手段となる。つまり、普段使わないからといって、非常階段を設置しなくてよいわけがない。 事業継続という点から見ると、企業やデータセンターではデータ保護に対する災害対策を講じることが必要だろう。本稿では、本当に役立つ『非常階段』を用意するための手法のメリットとデメリットを確認しておきたい。 災害対策としてのクラウド利