心地よいインタフェイス設計がテクノロジーを活かす Flashを使ったインタラクティブ・インタフェイスは、今では珍しくなくなった。これを創り上げたのが中村勇吾。アニメーションツールだったFlashを、サイトのインタフェイスに昇華させ、ウェブの表現手法に革命を起こした人物だ。 「単に好きだったから」。中村はさらりと振り返るが、彼がウェブにもたらした功績は計り知れない。中村がアートディレクターを務めた「CAMCAMTIME」は、第1回東京インタラクティブ・アド・アワードでグランプリを受賞。ソニーのTVCMのエンディングに登場するイメージを生み出す「Connected_Identity」もイギリスのデザイン集団Tomatoとともに中村が関わった物だ。中村のアイディアはデザインという枠を飛び越え、各界から高く評価されている。 ――中村さんのWebサイトのデザインは高く評価されていますが、デザイン