「病院に行けば3割負担でもらえる花粉症治療薬を全額自己負担にすべきだ」 こんな提言がまとまりました。 ネット上では荒ぶる声… 「もはや国民病なのに10割負担はキツイ」 「杉をなんとかしてからにしろ」 どういうことなのでしょうか。 (ネットワーク報道部記者/加藤陽平・野田綾・宮脇麻樹) 提言をまとめたのは、大企業の従業員らが加入する健康保険組合でつくる健保連=健康保険組合連合会。23日、記者会見を開き、提言を発表しました。 現在、保険が適用されれば、1割から3割の自己負担の花粉症治療薬のうち、市販薬と効能が同じものについては保険の適用外として、費用をすべて患者に負担してもらうべきだというのです。 刺激的な提言をした背景にあるのが「危機的だ」という保険財政です。 一段と進む高齢化で医療費が増加する一方、保険料を支払う立場の現役世代の人口が減少しているからです。 健保連は、今回の提言が実現すれば