実話に基づき、12年間黒人奴隷として過ごした男の姿を描いた伝記ドラマ。 奴隷の姿を描いたドラマで時間も150分ほどと長め。そのためアカデミー賞受賞作品とは知っていながらも最後まで見ることができるか、不安でもありました。しかし、実際に見てみるとそうした時間の長さを感じさせられない映画でした。 全編に漂う緊張感に加え、役者陣の迫真の演技、何より作り手側のメッセージを伝えようとする意志が映画を通して、自分のそうした不安の感情を組み伏せてしまったかのように思います。 映画で印象に残る映像は役者さんの演技だけではないんだな、と改めて思わせるシーンもいくつかあり、非常に印象的だったのでいくつか挙げると、 まずは主人公のソロモンが白人たちによって木に吊るされるシーン。爪先立ちをすることでなんとか呼吸をすることができる姿勢で数時間ほったらかしにされるのですが、 その後ろで普通に黒人の子どもたちが遊んでいる
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