本はやっぱり「紙」に限る。そんな感覚が、過去のものになるかもしれない。次々に登場する電子ブック端末は、より紙に近づくことで存在感を増し始めた。ネットワークと新たなモノづくりがこれを支える。主役は米国と台湾、そして中国。日本勢の影は薄い。
役所の仕事は、とかく遅いというイメージがつきまとう。そこに、新しい風が吹き始めている。 「ワンデーレスポンス(即日回答)」。公共工事を請け負った業者から質問を受けたら、役所の担当者は1日以内に回答しようという取り組みだ。国土交通省は2009年度から国直轄の工事約1万2000件すべてで実践している。 波及効果は小さくない。現場は自然相手。予期せぬ事態が起き、業者が発注者に指示を仰ぐのは日常的だからだ。 その考えを全国に広めた「伝道師」が経営コンサルタント、岸良裕司だ。国の出先機関や自治体に出向き、「これで公共事業が変わる」と説いて回る。 国交省の事務次官、谷口博昭は「公共工事にしみついた悪いイメージで、職員は内向きになっている。変革には外の力が必要。彼の若さ、明るさ、説得力の高さに期待している」と言う。 公共工事の建設投資額は落ち込み、業者は受注競争の激化に苦しむ。しかし、岸良には、苦境がチ
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