総務省の自治行政局自治政策課情報政策企画官としてこの事業を推進した牧慎太郎氏(現・兵庫県企画管理部長)は,こうした行政主導型の地域SNSのコンセプトについて以下のように述べている (注) 。 「はじめは地域につながりのなかった人でも,まずはオープンなコミュニティに参加することから友人の輪が広がる可能性もある」「住民にアクセスしてもらわなければ意味がなく,参加者を広く受け入れるという考えに立つべきであろう」「地域SNSは,地域コニュニティの活性化が目的であり,単なる閉鎖的な空間でなく,他の地域との交流や外部に対する情報発信もできるオープンなシステムを目指している」。 地域コミュニティの活性化が目的なのに… さて,ようやく本題である。先日私は,「行政主導型の地域SNSにはどんなコミュニティがあるのだろう?」という疑問から,いくつかの地域SNSのコミュニティを片っ端から覗いてみた。何かの記事にす
![行政主導型の地域SNSに感じた「小さな引っかかり」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)