コペンハーゲンで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)の総会で、2016年の夏季五輪の開催地を決める投票の結果、東京は落選しました。五輪を巡っては様々な政治力学が働きますから、政治面での戦略が不十分だったことは否めないでしょう。ただ、決選投票まで進んだリオデジャネイロとマドリードに比べて、東京の場合は開催地の人々の五輪招致に対する盛り上がりが欠けていたことも事実です。 東京在住の人も東京を勤務地としている人も、「東京五輪」を自分たちのこととして最後まであまり認識できなかったのではないでしょうか。その結果、様々な面でものすごい潜在力があるはずの東京を十分に「キャラ立ち」させることができず、東京の良さ、すごさについても世界へ十分に発信できなかったように思います。これは極めて由々しき事態。2020年以降に再チャレンジするにせよ、しないにせよ、東京のさらなるキャラ立ちと世界への発信力を高めること
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