大リーグのマーリンズは10日、キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長を「尊敬する」と発言したオジー・ギーエン監督を5試合の出場停止処分にする、と発表した。ギーエン監督も記者会見し、「誤った発言をした」と謝罪した。 マイアミはキューバからの亡命者が多く、カストロ氏に対する反感が強い。マーリンズは昨秋、球団名を「フロリダ」から「マイアミ」に変更。「リトル・ハバナ」と呼ばれる、キューバ人が多く住む地域に新球場を開いて新しいファンの獲得を目指しており、地元感情を考慮しての処分となった。 ベネズエラ出身で、大胆な発言で知られるギーエン監督は、米タイム誌の最新号に掲載されたインタビューで「カストロ氏を愛している」「彼を尊敬している。この60年間、多くの人が殺そうとしたが、まだ健在だ」と発言。ベネズエラのチャベス大統領も尊敬している、と報じられた。10日の会見では、「スペイン語で考え、英語で表