京都府木津川市加茂町の児童が作った折り紙作品が、「小学生が作ったとは思えない」「世界観が面白い」と話題を呼んでいる。折り紙アーティスト「U―ran」として京都市内のギャラリーで個展を開くほどの腕前で、繊細で美しい折り目が見た人を魅了する。 南加茂台小学校6年の辻合うらさん(11)は小学2年の頃、友人が作った手裏剣を見て折り紙に熱中するようになった。誕生日に「大きな折り紙」をリクエストし、両親から贈られた9メートル四方の巨大折り紙で6時間かけてツルを折ったこともある。作品集を見ながら恐竜や動物など難易度の高い折り方に挑戦し、新型コロナウイルス禍では自分で折り方を考えてマスクを作った。 2022年、瓶原(みかのはら)地域の住民らが地元の魅力を発信する手作りのアート展「生えてきた芸術祭 みかのはら~と」に参加した。作品に使った和紙を丁寧に洗って干し、のりとアイロンで修復して再利用し、23年にも出