中国の税関総署が13日発表した9月の貿易統計は、輸入が前年同月比20・4%減の1452億ドル(約17・4兆円)となり、大幅な減少となった。日本からの輸入も同約19%の減少。経済減速による内需の低迷を映し出しており、中国向けの輸出が多い日本や新興国にとって大きな懸念となっている。 輸入の減少率は、市場が見込んでいた15%程度を大きく上回り、旧正月連休の時期によって前年からの振れ幅が大きい1、2月を除くと、リーマン・ショックの影響が出た2009年5月以来の落ち込みだった。 国際商品価格が値下がりしていることもあり、原油や鉄鉱石といった中国が大量に輸入してきた原材料の輸入額が大きく減った。中国の国内景気が減速していることで原材料の需要が鈍り、そのことがまた国際価格に重しとなっている。 今年に入ってからの累計の輸入… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事
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