福祉の街として注目されている北九州市=2016年2月(本社ヘリから) 写真を見る 木でできたおもちゃが人気の「北九州市立子育てふれあい交流プラザ 元気のもり」=同市小倉北区 写真を見る 「50歳から住みたい地方」として紹介された「田舎暮らしの本」を手にする北九州市の担当者 写真を見る かつて公害や暴力団のイメージが強かった北九州市が今、“福祉の街”として全国から注目を集めている。経済紙などが今月発表した「共働き子育てしやすい街」ランキングで全国約150自治体中、首位に僅差の3位。この夏には、大手出版社の「50歳から住みたい地方ランキング」で1位、女性週刊誌でも「生活天国No・1」と相次いで取り上げられた。深刻な人口減少や高齢化に悩む同市が、福祉分野で在京メディアから熱い視線を集める理由に迫った。 「2011年以降、年度当初の保育所待機児童数はゼロ」「学童保育は学年問わず受け入れる方針」。