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FUKAMACHIさんに関するrottentomatoのブックマーク (29)

  • 『BOOKトピックス』vol.12 『アウトバーン 』さくらんぼテレビ

    vol.12  『アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子』  深町秋生氏 ~さらにプロとしての自覚を持つ~   『果てしなき渇き』で第三回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生。『ヒステリック・サバイバー』(宝島社→宝島社文庫)『東京デッドクルージング』(宝島社)と意欲作を発表し、昨年『ダブル』(幻冬舎)で各方面から注目を浴びた。年間ランキングの老舗「このミステリーがすごい!2011」(宝島社)で第14位に入り、「ミステリが読みたい! 2011年版」(早川書房)では、ジャンル別ベスト5の「冒険・謀略・スパイ」部門では第3位にランクインした。  そんな深町秋生の新作が『アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子』(幻冬舎文庫書き下ろし)である。警視庁上野署組織犯罪対策課に勤める警部補・八神瑛子が女性刺殺事件を捜査する内容で、7月下旬に発売になったが、すぐに重版がかかった(9月6日時点

  • インターネットという主人公「ソーシャル・ネットワーク」 - 深町秋生の序二段日記

    マークも犠牲者なんだ。これはすべて、根的にインターネットの性質や、インターネットが我々の人間としてのあり方をどう変えたかということにも関わってくる。人々を惹きつけたインターネットは、我々が闇にまぎれて、無礼で、意地悪で、人種差別的で、怒りにまかせた愚かでむごい態度をとることも許している。ニューヨーク・ジャイアンツの試合の観客席で、酔っ払いが選手に向かってすごく無礼な野次を飛ばすのと一緒だよ。1時間後に駐車場でその選手に出くわしたら、そんなことは絶対に言わないだろう。でも群集の中にいるとそれが言えてしまうんだ。インターネットは、巨大な匿名の群集だと思う。 アーロン・ソーキン フィンチャーの大型新作「ソーシャル・ネットワーク」を見た。おもしろかったねえ。 しかし「どこがおもしろかったの?」と問われれば明確に答えられない。むしろ「つまんなかった」という人も確実に出るだろうと思った。爆破や暴力も

    インターネットという主人公「ソーシャル・ネットワーク」 - 深町秋生の序二段日記
  • 石原慎太郎の目指すもの「嫌悪の狙撃者」 - 深町秋生の序二段日記

    とある仕事で、話題の人物・石原都知事のを読み返していた。 石原慎太郎の小説は、肌にあうものが少なく、代表作のひとつ「太陽の季節」も、「どうです! 若者らしいでしょう!」という押しつけがましさが嫌だった。 もっとも昔の青春小説なのだから、そう感じるのもしょうがないけれど、「太陽の季節」に限らず、まず既成モラルへの挑戦というテーマうんぬんの前に、ヨット、ボクシング、モーターボート、ナイトクラブ、親分の息子とつるんで豪遊とか、体育会系で友人自慢な感じが鼻持ちならず、なにかといえば金持ち大学生であったりとか、職業が医者という設定なども気にわなかった。「ヨットなんか知らねえよ、タコ!」というか。 もうひとつの代表作・長編「化石の森」にしても、長すぎて読めなかったが、とにかくドストエフスキーがやりたかったんだろうなあと思った覚えがある。 そんなわけで合わない作品が多いけれど、数年に一度は読み返して

    石原慎太郎の目指すもの「嫌悪の狙撃者」 - 深町秋生の序二段日記
  • 深町秋生の序二段日記

    *注意。坂教授とロハスが好きな人は読まないほうがいいです。 http://www.1101.com/kyoju/03.html(ほぼ日刊イトイ新聞で炎上した坂龍一のジャージだめだし) で、話題になったこれ。私は大いにむかついた。人の格好が軍パンだろうがマッパだろうがジャージだろうが知ったことではないだろう。偉そうに。この野郎。「ちゃんとしようぜ(ぼくみたいに)」みたいな傲慢さを感じて不愉快だった。 http://d.hatena.ne.jp/screammachine/20061127#p1(麻草さんの名エントリ) などもあって、最後まできちんと読んで、これを漫才と解釈してもやっぱりダメであった。オチもあって漫才調だとしても面白くもなんともない。たぶん坂教授の最近の活動ぶりがとても気にわないからであろう。というわけで茶化してみようと思う。 秋生 あのね、僕はね、ちょっとブログに関係

    深町秋生の序二段日記
  • 職業にして失うということ - 深町秋生の序二段日記

    山下洋輔の新刊エッセイ「ピアノ弾き即興人生」を読んだら、おもしろいくだりがあった。 音楽を職業としていると、どうしても音楽を普通に聴くことはできなくなる。それゆえテレビから流れるちょっとした音楽にも苛立ってしまうというお話。どんな音楽であれ、耳に入ってくると、つい批評したり、なにかをそこから学ぼうとしてしまうという。落語やNHKの「ラジオ深夜便」といった人の言葉を誘眠剤代わりに聴くときがあるけれど、音楽ではそうはいかない、眠るどころではないらしい。 たとえば、昔の歌謡曲でも、六〇年代ヒットパレードでも、モーツァルトでも、聴こえたとたんに神経がピリピリする。「そうか、こういう風に曲を作っていたのか」「この編曲はどうなっているのか」「この曲が作られた背景にはどういう社会的音楽的状況があったのだろう」などと要らぬ考えに迷い込む。そのうち、自分の知識の無さに情けなくなったりして、安らかに眠るどころ

    職業にして失うということ - 深町秋生の序二段日記
  • 深町秋生のコミックストリート

    南陽市在住、第三回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家の 深町秋生さんが、毎回、独自の視点で気になる漫画・お勧めのコミックをセレクト! さてついに『闇金ウシジマくん』(小学館)のTVドラマがスタートした。まあ……他局での話なので、そのへんについては詳しく書かないけれど。  しかし、書店でもどんと平積みされている大注目の時期でもあるので、やはり原作のほうはこちらのコーナーでも取り上げておきたい。自分のブログのほうでも過去に語ってはいるけれど、ゼロ年代におけるもっとも重要なコミックのひとつであり、弱肉強の格差社会のひりつくような空気を取り入れることに成功した傑作だからだ。  そこに登場するのは、読んでいて背筋が寒くなるような冷血漢と、極端とも思えるくらいに性根が腐った愚か者、それに我欲をむき出しにしたアニマルな悪党たちである。少女マンガの世界にいそうなスマートで清潔そうな人間はほぼ出て

  • 幸福実現党という花火 - 深町秋生の序二段日記

    この不況で全国の花火大会が中止に追い込まれている……が、まるでそんな大衆のガッカリ感を補うかのように刹那的な二寸玉を打ち上げているのが幸福実現党と幸福の科学である。 http://www.zakzak.co.jp/top/200907/t2009072910_all.html(ドクター・中松、幸福実現党から出馬…人直撃!) http://www.zakzak.co.jp/top/200907/t2009072302_all.html(幸福実現党・大川出馬「宇宙人に日支配させない」) ついに宗教団体のトップも出馬ということで、政治という俗の世界に顔を突っこんじまった教祖の宗教を、今後誰が信じるのかわからないけれど、ミスター泡沫と名づけたいドクター中松をかつぐなどタブロイド紙や私のようなぼんくらの心を賑わせている。最高だ。まあ花火は危険がともなうので、当選という名の事故だけは勘弁してほしい

    幸福実現党という花火 - 深町秋生の序二段日記
  • 貧しくも激務に励む刑事たち? - 深町秋生の序二段日記

    いつも読んでる「80年代後半〜90年代前半を回顧するブログ」さんのなかに興味深い話題があった。 http://sskkyy81.blog4.fc2.com/blog-entry-373.html(刑事ドラマ・マンガの間違い - 80年代後半〜90年代前半を回顧するブログ) 最近の刑事ドラマは「踊る大捜査線」を経て、横山秀夫氏の原作がドラマ化されたりして、ぐっとリアリティが増した。むかしは所轄の刑事が捜査部を設置することもなく、庁の刑事たちに仕切られもせず、ときには腕づくで、ときにはカツ丼と情に訴えて自供を引き出して見事解決、という現実感もへったくれもないドラマが山のようにあった。 とくに80年代の確信犯的なリアリティの欠如はすさまじいもので、大門部長刑事がショットガンで、悪党が持っている拳銃を弾き飛ばすという芸当をやってのけた。「散弾銃で撃ったら、腕ごと吹っ飛ぶんじゃ……」なんてツッコ

    貧しくも激務に励む刑事たち? - 深町秋生の序二段日記
  • 報道番組を10倍おもしろく見る方法 - 深町秋生の序二段日記

    だいぶ前のエントリだけれど、こちらがおもしろかった。今日はテレビに関する話。 http://d.hatena.ne.jp/nakakzs/20100421(私がBGMつきのニュース番組を信用しない理由 空気を読まない中杜カズサ) ニュースにBGMがつくとびっくりするぐらいに印象が変わるというお話。たとえ悲惨なニュースでも笑点のBGMで幕開けすればかなり和めるところがいい。もちろん殺人だろうが災害だろうが「わはは」とバラエティーにつきものの笑いの効果音が入れば、悲壮感なんか軽く吹き飛んで、見ているこっちも「わはは、めった刺しだって! きゃはは」とつられて笑ってしまう。 むろんBGMだけでなく、ニュースのあらゆるところが変だ。ここ最近でもっとも違和感を覚えたのは「容疑者の供述」みたいなやつ。「ムカついたからやった。誰でもよかった……」なんてナレーション。NHKでもやっている手法ではあるけれど、

    報道番組を10倍おもしろく見る方法 - 深町秋生の序二段日記
  • 惨状というブラックユーモア「バッドルーテナント」 - 深町秋生の序二段日記

    悪徳警官映画となれば黙っとられへん。 というわけで仙台フォーラムにてニコラス・ケイジ主演の「バッド・ルーテナント」を鑑賞。ブラックユーモア度が高い奇妙な映画であった。何度も腹抱えて笑ってしまった。 最近のハリウッドは、主人公とそっくりな人生を歩んでいるやつをそのままキャスティングするという風潮があるのだろうか。落ち目で肉体がボロボロのレスラーを、落ち目で顔がボロボロだったM・ロークにやらせていたが、もうすぐ公開の「シャーロック・ホームズ」では、ホームズというコカ中の人に、重度のコカ中だったダウニー・ジュニアをあてがっている。 さてニコラス・ケイジはDVD俳優となりつつある。これは「ああ、あいつが主役のやつか。じゃあ劇場に駆けつけなければ」という説得力はない。「ん、まあDVDレンタルで見ればいいか……ケイジだしな」というB級な感じ。いくら「主演ニコラス・ケイジ」とフォントをでかくしたところで

    惨状というブラックユーモア「バッドルーテナント」 - 深町秋生の序二段日記
  • 「隣の家の少女」ケッチャムと表現について - 深町秋生の序二段日記

    しかしこのタイミングでもうすぐ公開か……。 http://www.kingrecords.co.jp/tonari/(隣の家の少女) 東京都の青少年育成条例の改正で、非実在青少年なる奇妙な言葉が急に浮上してきたのだが、さて今週末に東京渋谷にある(やばい映画ご用達の)シアターNにて映画「隣の家の少女」が公開される。泣く子も黙るジャック・ケッチャムによる監禁暴行問題小説が原作だ。 ちなみにこの映画のプレスシートに原稿を書いてます。見かけたらひとつよろしく。ケッチャムという作家について紹介しております。映画ライターの真魚さん(id:anutpanna)も書いてらっしゃるようです。 で、詳しくは文章を読んでいただきたいのだが、ケッチャムという作家の特徴についてひとつ挙げておきたい。彼の特徴はこうだ。「人間の善悪は簡単にひっくり変わるし、基的にはみんな野獣だ」ということ。彼のデビュー作である「オフ

    「隣の家の少女」ケッチャムと表現について - 深町秋生の序二段日記
  • 古典名作をあなたの街へ。伊藤聡「生きる技術は名作に学べ」 - 深町秋生の序二段日記

    http://d.hatena.ne.jp/zoot32/ さてナイスガイブロガー空中キャンプさんの著作「生きる技術は名作に学べ」がついに登場。 と同時に読破した。送ってくれてありがとう。ブログと同じく軽妙かつポップな文章のおかげであっという間に読み終わってしまった。やはりブログで膨大な量のテキストを書いているだけあって、初めてのとは思えないこの読みやすさは特筆に値する。 カミュの「異邦人」、ヘッセの「車輪の下で」、トゥルゲーネフの「初恋」、アンネ・フランク「アンネの日記」、ヘミングウェイ「老人と海」、スタンダールの「赤と黒」、トーマス・マンの「魔の山」などがセレクトされている。内容は敷居の高そうな西洋古典名作10作を、空中キャンプ流にその内容をきわめてわかりやすく紹介。その名作に秘められたエッセンスをおもしろく読者に提示するというスタイル。読んだことのない作品があっても、「あー、そうい

  • 速水健郎さんの講義を聴いてきた。 | 2009-11-09 - 瀬戸風味@はてな

    http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20091022/sendai に行ってきた。少しばかりtwitterにメモっといたのでそれを元にいくらか書く。 何度か通ったことのある道だったので大丈夫だろうと思ってたら見事に迷って結局Googlemap使って10分前に到着。入ってみると、東北大学建築学科の講義ということでたくさんの学生が。思わず学生と一切会話しない大学生活を思い出してキョドる瀬戸風味さん。 19時ちょっと過ぎたあたりで開始。 前半はケータイ小説→ハーレクイン→chick-lit*1→トレンディ、純愛ドラマ(月9など)といった感じで「物語は下部構造(時代とか消費、文化とか諸々)によって変わる」みたいな話。 建築学科ということで「ハーレクインの作中では建造物が…」とか「ドラマの場面では街や建物が文化の象徴として…」っていう感じで触れていたんだけど、テレビドラマの

    速水健郎さんの講義を聴いてきた。 | 2009-11-09 - 瀬戸風味@はてな
  • http://twitter.com/ash0966

    http://twitter.com/ash0966
  • 深町秋生の序二段日記

    沙村広明氏の連作短編「ブラッドハーレーの馬車」を読んだ。いやあたまらない。サディズムの塊のような妖しさ満点の作品だ。 19世紀のヨーロッパの某国。富豪である貴族ブラッドハーレー家は、その国で知らぬもののいない有名な少女歌劇団を抱え、毎年のように孤児を養女として引き取っているという。恵まれない女の子の誰もが夢を見るブラッドハーレーの馬車。自分たちを迎えにきてくれることを願わないものはいない。ただ歌劇団の舞台に上がれるのはごくわずか。ずいぶんたくさんの孤児を引き取っているらしいが、舞台に上がれない多くの彼女たちは一体どこに消えたのだろう……。 酷薄とも思える冷ややか描写。展開するのはありとあらゆる性的拷問と監禁とリンチの悪夢的光景である。彼女らが連れていかれるのはブラッドハーレー家の豪奢な邸宅ではなく、華やかな舞台でもない。頻発する暴動を抑えるため、凶暴な囚人らの欲望のはけ口となるために監獄へ

    深町秋生の序二段日記
  • 深町秋生の序二段日記

    自分のの乗り切り方を淡々と書こう。 自分の場合はプチ自殺をやり続けた。 なんてことを書くとドン引きされた上、「何だよ、プチ自殺って。家出かよ」と突っ込まれることであろう。別にリスカでもない。 ただ単に夜になればきっちり睡眠薬を飲んでいただけである。飲めば15分以内で、意識をぶった切ってくれるような速攻型のAという睡眠薬をもらっていた。これがなんとも心地がいい。ちょっとした「この世とおさらば」感覚が味わえるのである。毎日自殺を試みているようで、結構これが唯一の愉しみですらあった。 例えどんなにクソまみれの一日を過ごし、絶望で身動きが取れず、もう翌日の朝日など絶対に拝みたくないという夜を迎えたとする。完全にになった時は毎日がそんな状態だったが、そんな場合は睡眠薬Aの出番だった。薬を呑む。ははは。はははは。はあ、もうこれであれこれ考える必要はなくなった。どうせあと十五分以内で今日という地獄の

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  • 小説のルール - 深町秋生の序二段日記

    ある短編小説の新人賞の下読みをした。 50読んだのだけれど、総じて文章のリズムはうまい。けれど小説をちょっと誤解したまま書いた作品が少なくなかった。 小説は、書き手の妄想や欲望を自由に描ける個のメディアであり(共作の人もいるけれど)、自由であればあるほどすばらしいとは思うけれど、基的な原則はやっぱりある。一見、椅子や机が飛び交うプロレスがアナーキーかつフリーダムに見えても、万国共通でヘッドロックは必ず左脇でかけるというルール(追記。メキシコは逆)があるように、ある程度の原則を踏まえていないと小説と呼ぶにはちょっと厳しい出来になってしまうのである。 最近のテレビドラマや映画の影響もあるのかもしれないが、キャラの心情がいやにストレートすぎたりする。たとえばある日映画で土砂降りの雨のなかでキャラクターが佇んでいるというシーンがあった。つまり大量の雨を降らせることでキャラの悲しみを描いたつも

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    rottentomato
    rottentomato 2009/08/05
    紹介している本は信用して購入してもいいんでしょうか? まさか 違うよね
  • 深町秋生の序二段日記

    鬼の八兵衛の真骨頂は“鉄拳”だった。元新聞記者が証言する。 「八兵衛は、クロと見込んだら拳を使うんだ。被疑者の人権がうるさくない時代だから、相当ムチャクチャやった。取調室の壁に血が飛び散るほどぶん殴ることもあった。さすがに捜査一課では問題になってね。でも、相手は“捜査の神様”だから、誰も面と向かって諌めることはできない。小原保は、八兵衛が拳を使うと、ブルブル震えて、髪の毛が逆立ったらしい。八兵衛自身がそう語っていたからね」 祝康成「真相はこれだ!『昭和』8大事件を撃つ」p51 おもしろいけど、ちょっとがっかりだ。 テレ朝のドラマ「刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史」である。豪華な俳優陣や舞台セット、吉展ちゃん誘拐事件という昭和最大級の刑事事件を追う伝説の刑事という大きな物語はなかなかに飽きさせない。脚を手がけたひとりが「特捜最前線」などで有名な長坂秀佳だけあって、安定したおもしろさがあった

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  • 深町秋生の序二段日記

    19年前の毎日新聞(1990年11月4日)には、三世議員である森英介・現法務大臣のインタビュー記事「国会一年生のひとりごと」が載っている。 <ぼくは典型的な世襲候補だが、父(故美秀氏)の後をやるかやらないか、という時に自問しました。それが政治家を志す者の最低のというか、前提条件でしょう。急死で、そんなこといってられなくなったんですが、ちょっと踏み込めないなと思った。 ところが、今、平和なのか、命懸けというか、そういう心構えがなくとも、務まっちゃうんだね> 「世襲議員のからくり」上杉隆著 p19より 人気ジャーナリストの上杉隆氏の新刊「世襲議員のからくり」を読んだ。これがおもしろいおもしろいというよりも、あまりのおぞましさにぞくぞくと身体が震えた。 前作の「ジャーナリズム崩壊」はざっくり言うと「記者クラブいくない!」という、それ以上でもそれ以下でもない話で、なんとなく今さら感がつきまとって

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    rottentomato
    rottentomato 2009/06/19
    このまま日本がバカのせいで滅ぶ方向を辿っていきますように..................。
  • 深町秋生の序二段日記

    どう感想をまとめていいのかわからなかった。 こうの史代の長編「この世界の片隅に」の下巻が発売された。「夕凪の街 桜の国」以来の衝撃を与えてくれたと思う。すでに名うてのコミック評論家たちの熱すぎる評があちこちでアップされている。私も瞼が赤くなるほど泣いた。 http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/konosekaino-katasumini2.html(こうの史代『この世界の片隅に』下巻 紙屋研究所) http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-6b07.html(オールタイムベスト『この世界の片隅に』: 漫棚通信ブログ版) http://d.hatena.ne.jp/kaien/20090507/p1(すべての漫画好きよ、『この世界の片隅に』を読むべし。 Something Orange) 物語自

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