東京・銀座のぐんま総合情報センター「ぐんまちゃん家(ち)」が新店舗に移転してから、12日で半年がたった。旧店舗よりも人通りの少ない立地が逆風となり、移転から11月末までの来場者数は約14万人と、前年同期よりも46%減少した。1人あたりの物産品購入額は1・4倍に増えたが、売り上げは10%減の約6000万円にとどまり、群馬県が掲げる年間目標3億円には遠く及ばない状況だ。 来場者の減少幅が大きいのは、旧店舗閉鎖前のイベントなどの効果で、前年の来場者が2008年7月のオープン以来2番目に多かったという事情もある。 ただ、歌舞伎座近くにあった旧店舗と異なり、6月12日に開業した新店舗は、中央通りから1本入った道沿いにあり、「ふらっと立ち寄ってもらえる機会は格段に減った」(ぐんまちゃん家の宮崎信雄所長)という。旧店舗に通っていた得意客の認知度もまだ高くないとみられる。 一方、1人あたりの購入額はアップ