1938年、佐賀県生れ。61年、東京教育大学教育学部卒業。東京都立大学大学院博士課程修了。色彩心理学専攻。日本色彩研究所研究員を経て、現在、武蔵野美術大学教授。日本デザイン学会評議委員、日本色彩学会、日本心理学会会員。著書に『おしゃれ上手の色彩手帖』(96年、宝島社)、『人はなぜ色に左右されるのか』(97年、河出書房新社)、『世界の色彩感情事典』(99年、河出書房新社)など。 人間は800万色もの色を識別できる!?──先生の著書『人はなぜ色に左右されるのか』を読ませていただいて、私達の身の周りにはたくさんの色が溢れているんだということを改めて気付かされました。また、私達は色というものに敏感で、ファッションはさることながら、車や携帯電話などにもさまざまな色を求めていますね。 千々岩 おっしゃる通り、最近はコンピュータにまでカラフルな色が使われており、商品に色の多様性が出てきました。やはり、性