タグ

ブックマーク / u-site.jp (20)

  • 青色リンクのその先に: クリック可能なものは見てわかるようにしよう

    フラットデザインか否かにかかわらず、インタラクティブな要素は、クリック可能とわかる十分な手がかりを提供する必要がある。枠線、色、サイズ、一貫性、配置や、Web標準の遵守といった手がかりによってクリックできることを伝えれば、インタラクティブな要素の外観はそれにふさわしいものとなる。 Beyond Blue Links: Making Clickable Elements Recognizable by Hoa Loranger on March 8, 2015 日語版2015年5月11日公開 Webの移動とは目的を達成するための手段であり、クリック1回1回が非常に重要なものになる。したがって、ページの、どのエリアが地の静的なコンテンツで、どのエリアがクリック可能かどうか(あるいはタップ可能か)は、ユーザーにわかるようになっている必要がある。 クリック可能な要素が一目瞭然であれば、何かが期待

    青色リンクのその先に: クリック可能なものは見てわかるようにしよう
    rouxril
    rouxril 2015/05/28
  • なぜそんなに繋がろうとするのか(後編)

    たしかにSNSはソーシャルな場ではあるけれど、そこで当に有意味な双方向コミュニケーションが成立しているといえるのだろうか。 黒須教授 2013年10月25日 ← 前編へ 受け手を特定できないことは、送り手にとっても注意を要することになる。誰が読んでいるのか分からない情報を送る場合には「無難さ」が必要となる。それを逸脱して、思考実験的な内容をアップしてしまったりすると、その意図を解さない受け手から非難を浴びることになる。つまり、こういう考え方もあるのではないか、といった程度の書き込みが重大な結果を招くことがある。最近も、官僚が「復興は不要だ」という趣旨の書き込みをして事件になった事例があった(編注)が、こうした「差し障り」のある情報をアップするにはSNSやブログは適当な場ではない。個人的な考えは多様であって構わないが、このような話は日記に付けておくべき内容だろう(編注: FNNニュースの記

    なぜそんなに繋がろうとするのか(後編)
    rouxril
    rouxril 2013/10/26
  • なぜそんなに繋がろうとするのか(前編)

    人はなぜ他人と繋がりたいのか。なぜコミュニケーションをせずにはいられないのか。SNSでのコミュニケーションの性質を考えてみよう。 黒須教授 2013年10月23日 サービスによって多少の消長はあるものの、SNSの発展は著しい。2013年3月時点でのフェイスブックの日のユーザ数は1353万人だという。Twitterは2000万人を超えていて、mixiは2010年4月に2000万人を突破したが以後漸減、LINEは2012年11月時点で3500万人となっている。さらにmobageが2012年3月で3998万人、GREEが2900万人、Amebaが2011年12月で2000万人突破とされている。統計によって多少の変動はあるだろうし、登録会員の全てがアクティブユーザとは限らないが、その普及の盛んなことについておよその程度はこれで理解することができる。 ある個人がすべて異なるサービスを利用していると

    なぜそんなに繋がろうとするのか(前編)
    rouxril
    rouxril 2013/10/26
  • 日本におけるHCI研究の特異性

    におけるHCI研究の特徴は、インタフェース技術関連が多い一方で、社会関連のものが圧倒的に欠落している点だ。日の研究者は、もっと自分の周辺を見渡し、生活や社会における課題発掘に力を入れて行くべきではないか、と思われる。 黒須教授 2013年6月17日 Parisで開催されたACM SIGCHI 2013に出張してきた。この学会は、HCIに関連した学会では世界のトップクラスと言われている。もっともそれは採択率が低いことから言われているような傾向もあり、即ち、重要な発表ばかりであるということにはならない。採択されやすかった論文、たとえば新規性が高く、英語がきちんとしていて、データ処理がきちんとしており、考察が論理的であれば、採択される可能性は高くなるわけで、特に新規性については、それイコール重要性ということにはならないから注意は必要である。 ともかく、そのプログラムを使って簡単な集計調査を

    日本におけるHCI研究の特異性
    rouxril
    rouxril 2013/06/17
  • モノ、活動、状態の人間中心設計

    モノ、活動、状態が提供される対価として金銭の授受が発生する。このモノ、活動、状態ということについて、人間中心設計がどう取り組むべきかを考えてみたい。 黒須教授 2013年5月9日 提供する人と受容する人がいて、その間に提供されるものの対価として金銭の授受が発生する。提供されるものは、モノであったり、活動であったり、状態であったりする。対応する英語は、goods、activity、stateということになるだろう。今回は、このモノ、活動、状態ということについて、人間中心設計がどう取り組むべきかを考えてみたい。 モノの人間中心設計 モノは、それを提供する人によって作られ、受容する人(ユーザ)によって使われることで価値を持つ。そのモノによって何らかが可能になり、ユーザはそのモノの持つ機能を実行し、それによって何らかの変化が生じ、モノの代金は、変化のなかった状態と変化した状態の差分に対して支払われ

    モノ、活動、状態の人間中心設計
    rouxril
    rouxril 2013/05/09
  • 生涯使えるコンピュータスキル

    学校は、取扱説明書を読むことからは学べない、コンピュータに対する奥深い戦略的な見方を教えるべきである。 Life-Long Computer Skills by Jakob Nielsen on February 26, 2007 日語版2013年4月15日公開 (編集部注: この記事は、家Alertboxにて2007年2月に公開されたものです) 最近、小学3年生にコンピュータを教えるために使われる教科書を見る機会があった。ある章(「大きな計算機」)では、Excelでの表のフォーマットの仕方についての細かい手順が取り上げられていた。結構なことだ。ただ、Excelの新バージョンの特徴はユーザーインタフェースが完全に見直されていることであり、従来のコマンドメニューは結果指向のUIを備えたリボンに置き換えられてしまうのだが。 そういうわけで、残念ながら、誇らしげなご両親には、お宅のお嬢さんが

    生涯使えるコンピュータスキル
    rouxril
    rouxril 2013/05/06
  • Alertbox: 軌跡は“F”を描く(2006年4月17日)

    アイトラッキング調査の結果から、多くの場合、ユーザーは“F”の文字 -- 横に二、縦に一の軌跡 -- を描くようにWebページを読むことが分かった。 F-Shaped Pattern For Reading Web Content by Jakob Nielsen on April 17, 2006 fast のF。あなたが用意した貴重なコンテンツは、こうして読まれている。瞬く間に、ユーザーの視線はウェブサイト上の文章を駆け抜ける。それは、学校で習った文章の読み方とはまったく違うものだ。 232名のユーザーに協力いただいて、数千に及ぶウェブページのアイトラッキング調査を実施した。ウェブページの読み方には、サイトの内容やタスクには関係なく、かなり一貫性があることが分かった。その顕著な読み方とは、アルファベットの“F”を描くようなもので、以下に挙げる3つの要素で構成される。 ユーザーの視線

    Alertbox: 軌跡は“F”を描く(2006年4月17日)
    rouxril
    rouxril 2013/01/13
  • SEOとユーザビリティ

    ウェブサイトの質を上げればSERPのランクも上がる。しかし、検索エンジン最適化についてのトリックを使いすぎると、ユーザーエクスペリエンス(UX)を台無しにしてしまう可能性もある。 SEO and Usability by Jakob Nielsen on August 13, 2012 日語版2012年8月24日公開 一見したところ、検索エンジン最適化(SEO)とユーザビリティはまったく異なったテーマのように見える: SEOとは、検索問い合わせで確実に目立たせることによって、最初の段階であなた方のサイトに人々を引き付けることである。 ユーザビリティとは、あなた方のサイトに人々が到着した後の行動のことで、その主な目的はコンバージョンレートを上げることである。 基的に、SEOは最初のクリックの前に生じ、ユーザビリティがその後を引き継ぐ。ウェブサイトが成功するには2つともに優れていることが必

    SEOとユーザビリティ
    rouxril
    rouxril 2012/10/08
  • Webページにおけるユーザーの滞在時間

    ユーザーはウェブページを10秒から20秒で離れてしまうことが多いが、バリュープロポジションのはっきりしたページは人々の注意をより長くひきつけることが可能である。なぜならば、滞在時間は負のワイブル分布をたどるからである。 How Long Do Users Stay on Web Pages? by Jakob Nielsen on September 12, 2011 日語版2011年9月22日公開 ユーザーは離脱する前、1つのウェブページにどのくらい滞在するつもりなのだろうか。これは繰り返されてきた質問だが、答えは常に同じである: あまり長くない。 ページごとの平均滞在時間は1分弱である。 ユーザーはウェブページをチェックするときには急いでいるので、実際に訪問しているページの(全部はもちろんのこと)テキストの4分の1しか読む時間がない。したがって、あなた方の文章が並外れて、明快で、焦点

    Webページにおけるユーザーの滞在時間
    rouxril
    rouxril 2012/06/07
  • Alertbox: ブログのユーザビリティ:デザインの間違いトップ10(2005年10月17日)

    ブログは既存ユーザに焦点を合わせすぎていて、重要なユーザビリティの問題を、ないがしろにしている事が多く、サイトを理解し、著者を信頼することを、新規読者にとっては困難にしている。 Weblog Usability: The Top Ten Design Mistakes by Jakob Nielsen on October 17, 2005 ブログはウェブサイトの一種だ。そのため一般的なウェブサイトのユーザビリティガイドラインや、今年のデザイン間違いトップ10 の対象にもなる。しかしながら、ブログはウェブサイトの中でも特殊な部類のものだ。ブログには特徴があり、それ故に特有のユーザビリティ問題を抱えている。 ブログの素晴らしい利点の1つは、質的に「ウェブデザイン」をしなくても良くなるということだ。文章を書き、ボタンをクリックすると、インターネット上でそれが公開される。ビジュアルデザインも、

    Alertbox: ブログのユーザビリティ:デザインの間違いトップ10(2005年10月17日)
    rouxril
    rouxril 2012/06/07
    2005年
  • 時刻の表記

    多くの人が携帯電話の時計を利用するようになった結果、もう腕時計のユーザビリティの問題を議論する必要はない、という立場もあるだろう。しかしこのテーマは、ユーザビリティなりUXの問題を議論する必要性とは何か、という見極めの問題を示唆していると考える。 黒須教授 2012年5月15日 時刻の表記にはAM/PM方式と24時間方式があるが、時計になると、アナログ時計では一般にAM/PM表記が採用されていて、結果的に短針は12時間で一回りするようになっており、他方デジタル時計では両方の表記方式が混在している。 この二つの表記方式の比較については、Wikipediaの「午前と午後」の項にも説明されているが、そこに書いてあるように、デジタル時計のAM/PM方式のうち、特に日式と呼ばれるものでは、AM11:00の次はAM12:00とする時計があり、すでに午後に入っているのにAM12:35といった表記をする

    時刻の表記
    rouxril
    rouxril 2012/06/07
  • 守られていないホームページのガイドライン・トップ10

    10項目のユーザビリティ上のミスを、企業ウェブサイトの約2/3が犯している。これだけ間違いが広まっていること自体も注目に値するが、「使える」デザインのためにかなりの投資をしているサイトにさえ見受けられることは特筆すべき点だ。 Ten Most Violated Homepage Design Guidelines by Jakob Nielsen on November 10, 2003 たいていの場合、私のトップ10リストは、もっとも重要で、もっとも注目すべき問題にしぼることにしている。今回、私は別の評価基準を用いた。既知のユーザビリティ原則のうちでデザイナーにもっとも無視されているものに注目したのだ。多かれ少なかれ、これらのユーザビリティ問題がこれだけ広く見受けられることだけでも、注意を喚起するに値するだろう。 ここでの統計頻度は、私がホームページユーザビリティに関するを出版して以来

    守られていないホームページのガイドライン・トップ10
    rouxril
    rouxril 2012/03/04
  • 10の累乗: ユーザーエクスペリエンスにおける時間スケール

    ユーザーインタフェースのデザインには0.1秒から10年以上まで数多くの異なる時間枠があり、そこには各々、固有のユーザビリティの論点がある。 Powers of 10: Time Scales in User Experience by Jakob Nielsen on October 5, 2009 ユーザーエクスペリエンスの分野には、そのバージョンの『パワーズ・オブ・テン』(10の累乗)*がある。我々にとって、物が10倍以上に大きくなったり、10分の1以下に小さくなったりすることはあまりない。つまり、たいていのユーザーインタフェースの物理的大きさはほぼ同じである。なぜならば、人間の身体との連携が必要だからだ。例えば、BlackBerryのキーボードはPCのキーボードの約5分の1の大きさだが、10分の1になってしまうとうまく機能しないだろう。そして、壁サイズのディスプレイを除けば、PCのも

    10の累乗: ユーザーエクスペリエンスにおける時間スケール
    rouxril
    rouxril 2012/03/04
  • 受動態、見出しには使えます!

    能動態が、コンテンツを書くときには一番だ。しかし、見出しや宣伝文句、導入文の中の重要なキーワードを先に出そうと思うなら、受動態を使うこと。そうすれば、読者の目を引き、効果的なSEO(検索エンジン最適化)を実現できる。 Passive Voice Is Redeemed For Web Headings by Jakob Nielsen on October 22, 2007 物書きのためのガイドラインには、受動態の利用についての明確な記述が古くからある。 最悪の書き方: 受動態の利用は、避けられるべきである。 悪い書き方: 物書きによる受動態の利用は、避けられるべきである。 良い書き方: 物書きは、受動態の利用を避けるべきである。 最良の書き方: 物書きは、能動態を使うべきである。 文構成においては、能動態(“行為者が対象に対してXを行う” )が受動態( “対象が行為者によってXされる”

    受動態、見出しには使えます!
  • Alertbox: バナーは目に入らないのか?〜新旧の知見(2007年8月20日)

    ウェブサイト上の広告にユーザが目をやることはほとんどない。ユーザの視線を惹きつけ得る4つのデザイン要素のうち、1つは倫理的に許されるものではなく、広告ネットワークの価値を貶めるものである。 Banner Blindness: Old and New Findings by Jakob Nielsen on August 20, 2007 アイトラッキング調査で分かったことの中に一つ、あまり取り上げたくないものがある。非倫理的なデザインが功を奏するという結果が出てしまったからだ。 1997年にも、似たような知見の公言を控えたことがあった。OK ボタンとキャンセル ボタンをそれっぽく並べたダイアログボックス風のバナー広告はユーザにクリックしてもらいやすい、という事実である。“インターネット接続に失敗しました。”のようなシステムからのメッセージが表示されるわけではなく、そのバナーにはダイアログボ

    Alertbox: バナーは目に入らないのか?〜新旧の知見(2007年8月20日)
    rouxril
    rouxril 2012/03/04
    ヒートマップ
  • Alertbox: 2005年 ウェブ・デザインの間違いトップ10(2005年10月3日)

    2005年、ユーザをうんざりさせてきたWebデザインの間違いをリストアップしてみると、古くから言われているものがランクイン。悪さをし続けていることがわかった。 Top Ten Web Design Mistakes of 2005 by Jakob Nielsen on October 3, 2005 Webデザインの間違いをリストアップするにあたり、今年は趣向を凝らしてみることにした。私が発行しているニュースレターの読者にお願いして、今年、もっとも腹立たしいと思ったユーザビリティ上の問題点を投票してもらったのだ。 読者の参加によって、ユーザテストでは気付かなかった多くの課題が浮き彫りになるだろうと思っていたが、そうはならなかった。30位までにランクインした問題点は、ユーザビリティガイドラインの中で指摘済みのものばかりだったのだ。今年のトップ10を読んで、“聞き覚えがあるぞ!”と思われる方

    Alertbox: 2005年 ウェブ・デザインの間違いトップ10(2005年10月3日)
    rouxril
    rouxril 2012/03/04
  • サイト観光客に価値がない理由

    ※インターネットでのロイヤルティに関するコラムへの補足記事 観光客とは、サイトにはやって来るものの、実際に利用するには至らないユーザのことである。彼らは、1ページか2ページ見るだけで、他所のサイトへ行ってしまうのが普通だ。ロイヤルティの高いユーザは、何度も繰り返し来て、多い時は5ページも見てくれる(かなり珍しいケースだ)のとは対照的だ。 広告を販売しているなら、ヒット率が上がるだけで、それ自体、利益につながると思うかもしれない。ヒット数が増えれば、それだけあなたのサイトの広告を見る目玉を確保することができ、つまりは高収入につながる。確かにそうだが、それもCPMを一定額に維持していて始めて可能なことだ。頭のいい広告主なら、CPM(広告視聴者1000名あたりのコスト)の値下げを要求してくるだろう。いくら「目玉」をサイトに誘導できても、単に間違って来ただけだったりして、その質が低いからである。こ

    サイト観光客に価値がない理由
    rouxril
    rouxril 2012/03/04
  • Webデザイン標準の必要性

    ユーザーは、単純なWebデザイン要素の77%には、特定の動作を期待している。残念ながら、もっと重要性の高いデザイン要素には、混乱が蔓延している。 The Need for Web Design Standards by Jakob Nielsen on September 13, 2004 「Webデザイン」というコンセプトには語弊がある。各プロジェクトチームは、Webをデザインしていると言っても、蟻塚を作る1匹の蟻にしか過ぎない。ユーザーがWeb全体を大きな1つのリソースの塊として見ている今、サイトデザイナは全体の中のコンポーネントを作っているに過ぎない。 大部分においてWebはLSDで幻覚を見ている蟻によって作られた蟻塚のようなものだ。多くのサイトが全体の中での収まりが悪く、期待される標準から外れているため使いにくいのだ。 いくつかのデザイン要素は、十分に一般的であるため、ユーザーは特

    Webデザイン標準の必要性
  • Kindle Fireのユーザビリティ調査に批判的な人達に対する反論

    2011年12月のJakob Nielsenの「Kindle Fireについてのユーザビリティ上の発見」に関するコラムへの補足記事 Rebuttal to Critics of Kindle Fire Usability Study by Jakob Nielsen on December 5, 2011 日語版2011年12月27日公開 我々が最近行ったAmazon.comの新しいKindle Fireのユーザビリティ調査は、多数のツイートやブログの投稿、様々なニュースサイトでの報道に対する読者のコメント等、何千もの反応をネット上で巻き起こした。誰にでも発言権がある機会均等なパブリッシング環境こそがインターネットの良さである。コメントの多くは以下のような類のものだった。「Kindle Fireを持っているが、Nielsen Norman Groupの調査結果と全く同じことを経験した」。

    Kindle Fireのユーザビリティ調査に批判的な人達に対する反論
    rouxril
    rouxril 2011/12/27
  • ユーザビリティ活動のこれから

    僕は戦後の生まれなので、戦中、配給などで制約された事の実態や、人間のものとは思えない前線での事の実態は知らない。記憶があるのは幼少時からの事のことになる。贅沢は敵、というようなプロパガンダはなかったものの、当時の生活は貧しかった。口にできれば何でもべるという程ではなかったが、与えられたものをべるしかなく、その中にわずかでも見いだせる美味しさを楽しんでいた。いいかえれば、栄養分摂取という最小限の機能を満たす事、最低限の体力(性能)を維持するための事だったといえる。しかし、それでも、満たされることがなくても事の中に幾ばくかの美味しさを追求していたことは事実である。 小学校に入ったが、そこで出された脱脂粉乳はまずくて臭かった。しかし、牛乳というのはそういうものものなのだと思い、鼻呼吸をとめて飲み込んでいた。そうして栄養をとることに努力した。ただ、教室で配布される肝油ドロップの味

    ユーザビリティ活動のこれから
  • 1