木の家をつくる建築家。国産材と自然素材で平和な家を作ります。戦争と放射能は人間と共存できません。地上から無くすためにはどうしたらいいのか、毎日考えています。 逃げる という日本語には、消しようのないネガティブなイメージがこびりついている。 逃亡生活、逃避行、逃走犯、などなど、どれをとっても、これほど惨めなものはないというくらい、惨めな印象がある。 しかも、それに加えて、逃げる=卑怯 という等式に違和感を憶える人はほとんどいないだろう。 逃げるのは卑怯だ。正々堂々と立ち向かえ。逃げても何も変わらない。逃げたら負け。 こうした常套句は、日常生活からマスメディアにいたるまで、日に何十回も耳に入ってくる。 最近になって、ようやく「逃げてもいいんだ」というか弱い声が聞こえてきたのは、イジメに関する議論の中。 いじめられたときは、自分を責めずに、逃げられるものなら逃げてしまおう。これは、たしかに真っ当