【1】日本型のフリーター労働者は、ある種の「階層」である。 【2】1980年頃から、国際的に若年不安定労働層が大量に生み出され、今も増加し続けている。 日本型フリーターは、働きながら潜在的には永続的な失業状態にある。フリーター/ニート/ひきこもり/不登校者/野宿者…は、社会構造上はごく近いポジションにある。フリーターの数は、資本と国家の流れに従う限り、今後も確実に増え続ける。この流れは、放っておいては食い止められない。 【3】若年労働者は今後間違いなく、一部の「勝ち組」と大多数の「負け組」へと二極化してゆく。 それだけではない。フリーターの内側にも「勝ち組」と「負け組」が分岐する。資本・多国籍企業・国家の側は、意図的にこの二極化の流れを推し進めている。 【4】フリーターの一定部分は、このままでは野宿生活者化するだろう。 現時点でフリーターが野宿生活に「転落」せずに済むのは、その多くが自分の