【ニューヨーク國枝すみれ】米東部ニューヨーク市マンハッタン地区のタイムズスクエア付近で11日発生した爆弾テロ事件で、アカエド・ウラー容疑者(27)が使用したパイプ爆弾には複数のくぎが詰め込まれていたことが捜査当局の調べで判明した。複数の米メディアが報じた。殺傷能力を高める目的だったとみられる。 爆弾は「素人レベル」(クオモ・ニューヨーク州知事)の手製で完全に爆発しなかった。事件は朝のラッシュ時間に地下鉄タイムズスクエア駅とバスターミナルの間の地下通路で発生しており、完全に爆発すれば被害が拡大しかねなかったと当局はみている。 パイプ爆弾は長さ約30センチで、火薬、針金、くぎ、ねじなどが入っていたという。