イスラエルを訪問したドイツのメルケル首相は4日、エルサレムのホロコースト(ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺)記念館で、犠牲になったとされる約600万人のユダヤ人を追悼した。 ロイター通信によると、メルケル氏は「ドイツはこの犯罪を永遠に記憶し、反ユダヤ主義や外国人嫌悪、憎悪や暴力と対決する責任がある」と述べた。ドイツでは多くの難民を受け入れたメルケル氏に批判も多く、反難民を掲げる極右勢力も台頭している。 メルケル氏はその後、イスラエルのネタニヤフ首相と会談した。共同記者会見でメルケル氏は、「シリア国内のイラン部隊はイスラエルの脅威」とするイスラエルの立場に同調し、ロシアのプーチン大統領にシリアからのイラン部隊の撤退を求めたことを明らかにした。一方で、イスラエルが非難し、米国のトランプ政権が離脱を表明したイラン核合意は維持を求めており、「政治的な努力」の重要性を強調した。 メルケル氏はまた