パレスチナ決議案で拒否権=米が行使、孤立浮き彫り-国連安保理 【ニューヨーク時事】パレスチナ自治区ガザのデモ隊にイスラエル軍が発砲し、多数が死傷した事態を受け、国連安保理は1日、パレスチナ市民の安全や保護を保障する措置の検討を求める決議案の採決を行った。イスラエルを擁護する米国が拒否権を行使し、決議案は否決された。 決議案はクウェートが作成。イスラエル軍の「過剰、不均衡、無差別な武力行使に対する遺憾の意」を表明。一方、ガザからイスラエルへのロケット弾発射についても「遺憾の意」を示した。ロシア、フランスなど10カ国が賛成。米国は反対し、英国など4カ国が棄権した。 ヘイリー米国連大使は採決前の演説で、流血の責任はガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスにあると主張。ハマスへの言及がない決議案は「甚だしく一方的」と批判した。 安保理はこの後、クウェート案にハマスの挑発行為を非難する項目を加え
12月6日、国連安全保障理事会はトランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めると同日正式発表したのに伴い、8日に協議を行う可能性があることを明らかにした。グテレス事務総長(写真)は記者団に対し、「イスラエルとパレスチナの和平への道を脅かすようなあらゆる一方的措置には、一貫して反対してきた」と発言した(2017年 ロイター/Lucas Jackson) [国連 6日 ロイター] - 国連安全保障理事会は6日、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めると同日正式発表したのに伴い、8日に協議を行う可能性があることを明らかにした。外交団によると、国連加盟8カ国から要請があったという。 グテレス事務総長に対して要請を行ったのはフランス、ボリビア、エジプト、イタリア、セネガル、スウェーデン、英国、ウルグアイ。 昨年12月に採択された安保理決議は「1967年6月4日に定められた国境線
【ニューヨーク=上塚真由】国連安全保障理事会は8日(日本時間9日)、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことを受け緊急会合を開催した。各理事国からは、中東和平の進展を阻むとして、米国の決定に批判や懸念が相次いだ。 会合後、安保理で米国と行動をともにすることが多い英仏を含む欧州5カ国は、米国の決定に異議を唱える共同声明を発表し、米国の孤立ぶりが鮮明となった。 会合では、エルサレムの帰属は、イスラエルとパレスチナの2国間で決めるべきだとする意見が相次ぎ、スウェーデンのスコーグ国連大使は「決定は、国際法やこれまでの安保理決議と矛盾する」と述べ、「すでに地域の不安定化が進んでいる」と非難した。 これに対し、ヘイリー米国連大使は、「イスラエルには全ての国と同様に、首都を決定する権限がある」と強調。また「国連は長年にわたり、イスラエルに敵対的な姿勢を示してきた」と国連批判を展開した
ヨルダン川西岸のイスラエル占領地にある入植地関連施設に集まる若い入植者ら(2016年12月18日撮影)。(c)AFP/MENAHEM KAHANA 【12月24日 AFP】(更新)国連安全保障理事会(UN Security Council)は23日、イスラエルによる入植活動の停止を求める決議案を採択した。米国は拒否権を行使せず棄権した。 米国は、緊密な同盟関係にあるイスラエルを非難する決議案に拒否権を行使しないという異例の措置を取った。同決議案は15理事国のうち残る14か国全ての賛成を得て採択された。中東和平に関する安保理決議案が承認されたのはここ8年で初めて。 決議案は、「東エルサレム(East Jerusalem)を含む、占領下にあるパレスチナ領地での入植活動の即時完全停止」を求める内容。22日、エジプトによっていったん取り下げられていたが、その後、ニュージーランド、マレーシア、セネガ
(CNN) イスラエルの入植活動を非難する国連安全保障会議決議の採択を受け、同国のネタニヤフ首相は外務省に、賛成票を投じた12カ国との外交関係を制限するよう命じたことが27日までに分かった。イスラエル当局の高官1人がCNNに語った。 高官らによると、決議に賛成した14カ国のうち、イスラエルと外交関係を持つ12カ国が対象。日本をはじめ、英国、フランス、ロシア、中国、ウクライナ、アンゴラ、エジプト、ウルグアイ、スペイン、セネガル、ニュージーランドの各大使館との実務上の関係を停止する。ネタニヤフ首相は今後、対象国の外相と面会せず、外務省には対象国の大使を迎え入れない。 イスラエル閣僚による対象国への渡航も制限される。ただし、相手国に駐在するイスラエル大使と現地政府の間の業務は継続するという。 23日に決議が採択された後、賛成国のうち10カ国の大使がネタニヤフ首相の指示で呼び出され、直接注意を受け
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