コスモ石油と日本製紙ケミカル、バイオエタノール製造のフィージビリティ調査を開始へ コスモ石油と日本製紙グループの日本製紙ケミカルは、日本製紙ケミカル江津事業所(島根県江津市)で、バイオエタノール製造に関するフィージビリティ調査を実施することで合意した。 バイオエタノール製造に関しては、食糧と競合しない草本系・木質系原料からの製造法の検討が急務とされている。セルロースやヘミセルロースからエタノール原料である糖を生成する工程が難しいことが技術課題の1つとなっている。 日本製紙ケミカル江津事業所は国内唯一の亜硫酸パルプ製造工場。亜硫酸パルプの製造工程では、エタノール原料となる糖質を含む黒液が発生する。コスモ石油と日本製紙ケミカルは、このパルプ製造技術、黒液発酵技術をベースにバイオエタノール製造の検討を進めることが、現実味のあるステップであるとの認識に立ち、技術課題の精査を含むフィージビリ