シリア内戦でアサド政権軍を支援するロシアのショイグ国防相は24日、今後2週間以内にアサド政権軍にロシアの地対空ミサイルS300を供与することを明らかにした。シリアでは18日、イスラエル軍の攻撃にミサイルで反撃しようとしたアサド政権軍が、誤ってロシア軍機を撃墜する事件が起きた。ロシアによるアサド政権軍の防衛能力強化は、シリア領内への攻撃をくり返すイスラエル軍を牽制(けんせい)する意図がある。 ロシア国営テレビで明らかにした。 S300は、政権軍が現在展開する地対空ミサイルシステムS200の次世代システムで250キロ以上の射程を持ち、同時に複数の目標物を撃墜できる。シリアの防空能力は飛躍的に強化されることになる。ショイグ氏は「シリアへのS300の供与は2013年のイスラエルからの要請で見合わせていたが、状況は変わった」と述べた。 18日のロシア軍機撃墜では…
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