(CNN) イスラエルの民間団体「スペースIL」は21日、米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から無人の月面探査機「べレシート」を打ち上げる。 べレシートは旧約聖書の冒頭のヘブライ語だ。機体は重さ約600キロ、高さ約1.5メートル。打ち上げには米宇宙開発企業スペースXのロケット「ファルコン9」を使う。 4月11日には月に軟着陸し、月面の画像を送信したり月の磁場に関する実験を行ったりすることになっている。 これまでに探査機を月に軟着陸させた国としては米国、ロシア、中国があり、イスラエルは4カ国目。成功すれば民間では初の快挙となる。 べレシートは過去の探査機と比べてはるかに小型で、民間の資金でまかなった総コストも約1億ドルと、米国のプロジェクトと比べてけた違いに低い。 このうち4000万ドルを負担したスペースILの代表モリス・カーン氏は、「当初は不可能と思われていた夢が現実になる」と語った。
イスラエルのイェフドで昨年行われたイスラエル航空工業(IAI)とテクノロジーNGO「スペースIL」の共同記者会見で、月面探査機「ベレシート」に搭載されるタイムカプセルを持ったスペースILの職員(中央下、2018年12月17日撮影)。(c)JACK GUEZ / AFP 【2月19日 AFP】イスラエルの国営企業イスラエル航空工業(IAI)とテクノロジーNGO「スペースIL(SpaceIL)」は18日、同国初の月面探査ミッションのため週内に無人探査機を打ち上げると発表した。収集したデータは米航空宇宙局(NASA)と共有する。過去、月面に探査機を着陸させたのはロシア、米国、中国のみ。IAIは、着陸が成功すれば「民間主導の計画として初」の例だとしている。 今回月面に送る探査機ベレシート(Beresheet、「創世記」の意)は、重さが585キロ。打ち上げに使うロケットは米宇宙開発企業スペースX(S
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