mixiにフェイスブック、ツイッター・・・。次から次へと現れるソーシャルメディアは、もはや「流行」ではなく誰もが当然のように利用する「ツール」になってきたように感じる。特に若い世代ほどその傾向は顕著といえるのではないだろうか。「ソー活(=ソーシャルメディアを活用した就職活動)」が一般的になってきた一方で、ツイッターやブログでの「犯罪自慢」もあとを絶たず、よくも悪くもソーシャルメディアとの関わりが深い大学生たちはその筆頭である。そこで今回は、メディアアーティストとして作品を発表しつつ、早稲田大学で非常勤講師も勤める宮原美佳氏に「大学生とソーシャルメディア」について話を伺った。 ■ソーシャルメディアに「教育」は必要? ――まずはざっくりした質問になりますが、大学で講義や演習をするなかで、「大学生とソーシャルメディア」に対してなにを感じますか? 大学生にとっては当たり前すぎて、ソーシャルメディア