父島の大根山墓地。欧米系島民の墓所 欧米系島民(おうべいけいとうみん)は、日本における小笠原諸島において、1876年の明治政府による領有宣言以前に外国より入植し、日本の統治下に置かれたあとも住み続けていた島民とその子孫を指す言葉。 「欧米系島民」という語彙は、戦後に小笠原諸島を統治したアメリカの公文書に記されている「Caucasian Descendants of Original American and European Settlers(アメリカ人及びヨーロッパ人の移住者を祖先とする白人の子孫)」「Families of American-European Origin(アメリカ人及びヨーロッパ人を祖先とする家族)」を日本語に翻訳したものが起源とされている。ただし小笠原への入植者や移住者はハワイ人やポリネシア人が含まれており、欧米系白人のみを意味しない。 戦前は「帰化人」や「在来島民