大病を患ったことも大怪我を負ったこともない。医者や看護士でもない。ましてや女医でもない。そんな病院素人の僕が言うことなので、医療に携わっている方々からみればただの阿呆と思われるかもしれない。クレーマーと罵られるかもしれない。だがそういったリスクを恐れずに今更僕がこのようなことを書くのは義憤、のような立派なものではなく私怨であり、ただひたすらにムカついたからである。 昔々。つってもたかだか数ヶ月前、リフォームのためにごく一時的に近隣C市で暮らしていたときのことなのだけれど、駅前まで買い物に出ていた僕は突然、めまい、頭痛、寒気の黒い三連星に襲われ立っていられなくなった。当時の僕は自宅療養のために休業していたのだけれど、数日ほど咳が続いていたことを除けば、療養という言葉が大袈裟に聞こえるほど、普通に生活をしていた。それがなんということだろうか、僕は立っていることすらままならず、ガードレールに腰を