2005年2月に4市議で屋久島を視察した際の報告事項欄の全文のコピー 政務調査費の不正支出が発覚した宮崎市議会の最大会派・市政同志会の現職市議2人が、2005年に同費を使って、世界自然遺産・屋久島(鹿児島県)を妻同伴で視察していたことがわかった。視察後、議長に報告書が出されてはいるが、「報告事項」として記された138文字には具体的内容がほとんどなく、誤字や尻切れの状態。2人は「妻の旅費は自己負担」「女性の視点が必要だった」などと説明し、報告書も出していることで「同伴視察」を正当化している。 妻を同伴していたのは、当時の会派会長の金丸万寿雄市議(58)と、元市議会議長で現会長の日高義幸市議(62)。視察には、このほか、川口美記夫市議(62)、田嶋浩二・元市議(49)も同行していた。 同会派の04年度の政調費収支報告書や添付書類によると、05年2月9日から2泊3日で、4市議が屋久島を視察