オウム真理教の元信者、菊地直子容疑者(40)が逮捕され、同じ地下鉄サリン事件などで特別手配されている高橋克也容疑者(54)の行方に注目が集まっている。4日朝に川崎市内の銀行窓口などで、現金約240万円を引き出すなど続々と足取りが判明。高橋容疑者には1000万円の懸賞金もかかっていることもあって川崎の住民たちも半ば探偵と化し、東京湾沿いの工業都市は異様な熱気に包まれている。 謎の逃亡生活が次々に明らかになってきた。警視庁などによると、高橋容疑者は川崎市幸区のアパートで「櫻井信哉」の偽名で住み、昨年12月に退去した。その後も川崎市に住み、川崎区の建設会社に勤務していたが、菊地容疑者が逮捕された3日以降、無断欠勤が続き、行方が分からなくなっている。 警察庁は今年2月、平田信被告(47)が逮捕されたことを受け、高橋と菊地両容疑者の懸賞金を500万円から1000万円に増額した。 懸賞金(公的懸