大手警備会社の「セコム」は、イベント会場などでの警備に使う無人の飛行船を開発し、再来年の実用化を目指すと発表しました。 「セコム」が開発したのは、全長およそ15メートルの無人の飛行船で、警備を行うエリアの上空を、GPSを使って自動的に飛行するということです。 24日は都内にある本社で、主な機能をほぼ搭載した3分の1サイズの飛行船を使った実演が行われました。 飛行船には、カメラや集音マイク、それにサーチライトなどが取り付けられており、映像や音は電波で会社の「コントロールセンター」に送られます。 コントロールセンターの担当者は、特殊なゴーグルを身につけることで、頭の動きに応じて飛行船のカメラをチェックしたい場所に向けられるということです。 会社側ではスタジアムなどイベント会場での警備で使うことを想定していて、飛行船から不審者を発見した場合などに、その位置情報や画像を地上の警備員に伝えて迅速に向