「反撃能力」与党評価 野党は違憲の可能性指摘 2022年04月23日07時07分 政府が年末に予定する国家安全保障戦略の改定で焦点となる「敵基地攻撃能力」について、自民党安全保障調査会が「反撃能力」に改称した上で保有を求める提言案をまとめた。与党からは22日、評価や理解を示す声が相次いだ一方、野党からは憲法違反の可能性を指摘する声が上がった。 敵基地攻撃、「反撃能力」に改称 自民、保有提言へ―防衛費は5年でGDP比2% 自民党の高市早苗政調会長は記者会見で「現在の情勢に即したものだ」とした上で、「先制攻撃とも明確に区別されるので、非常に工夫していただいた内容だ」と歓迎。世耕弘成参院幹事長も会見で「入念に時間をかけてまとめられた。率直に評価したい」と語った。 防衛力の抜本強化に慎重な公明党の北側一雄副代表は取材に「『敵基地攻撃能力』よりはましだ」と述べ、一定の理解を示した。 これに対し、立憲