印刷 「One Osaka」と掲げられた大阪市内のホテル。午後8時半すぎ、橋下氏は、ノーネクタイで松井氏と姿を見せた。会場には、みんなの党の渡辺喜美代表や元経済企画庁長官の堺屋太一さん、建築家の安藤忠雄さんらの姿もある。 橋下氏は駆けつけた落語家の桂ざこばさんに歩み寄り、言葉を交わした。 笑顔でバンザイした橋下氏がまず言及したのは、公務員制度を見直す職員基本条例案と、政治主導で教育行政を変える教育基本条例案。「府庁と市役所の職員、教育委員会は、選挙結果を重く受け止めるようにお願いしたい」と迫った。 さらに大阪都構想に触れ、「(府と大阪市は)100年戦争がありましたが、今回をもって終止符を打ちたい」と述べた。 松井氏は橋下氏の隣で、「多くの有権者に関心を寄せていただいた。政治に興味を持ってもらわないと、行政制度は変わらない」と投票者に感謝の意を示した。「大阪が一体化し、二重行政を根