楽天が、田中将大投手(25)のメジャー移籍を認めない方針を固めたことが17日、分かった。この日、新ポスティングシステムが正式発効したのを受け、立花陽三球団社長(42)が田中と仙台市内で約1時間、会談した。田中からメジャーでプレーしたい意向を伝えられた球団は結論を持ち越したが、新制度への不信感は根強い。ポスティングを申請せず、田中は来季、チームに残留する見通しとなった。 【写真】記者の質問に答える立花球団社長 導き出された方針は「残留」だった。立花球団社長は、メジャー移籍を希望した田中との会談を終えると「私一人では結論は出ないので預からせてほしいという話をしました。しっかり議論して決めていく。結論はもう少し時間がかかるかなと思います」と説明した。しかし、関係者の話を総合すると、今オフのメジャー挑戦を認めない方針をすでに固めた模様だ。 結論に至った最大の要因は、新システムへの不満だ。同社長