パソコン製造などのVAIO(バイオ、安曇野市)は13日、多様な機器をインターネットでつなぐIoT(モノのインターネット)技術の開発を手掛けるジャスミー(東京)と協業の検討を始めたと発表した。ブロックチェーンと呼ばれる先端技術を使った製品やサービス、アプリケーションの共同開発の可能性を探り、IoT事業を新たな収益源にすることを目指す。パソコン事業で欧州市場に参入することも明らかにした。 VAIOはパソコン、人型ロボットなどの受託製造に次ぐ第3の柱として、ITサービスで顧客の課題を解決する「ソリューション事業」を立ち上げ、仮想現実(VR)事業に参入。VR技術を使った映画の試験上映や教育プログラム事業を始めた。IoT事業もソリューション事業に位置付け、商機を狙う。 ブロックチェーンは複数のコンピューターで取引を管理する仕組みで、仮想通貨の中核技術。取引データの改ざんが難しく、システムを低コストで