TOP活動ニュースプレスリリースTPP:知的財産権保護でジェネリック薬の供給が脅かされる恐れ――TPPが途上国向け医薬品の供給に及ぼす影響について、MSFは日本政府に考慮を要請 TPP:知的財産権保護でジェネリック薬の供給が脅かされる恐れ――TPPが途上国向け医薬品の供給に及ぼす影響について、MSFは日本政府に考慮を要請 2011年11月07日掲載 日本政府が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に関する協議参加への検討を進めている中、国境なき医師団(MSF)はTPPに盛り込まれた知的財産権の保護に関する条項によって途上国向けの安価な医薬品の供給が脅かされると訴える。 米国はTPPを通じて知的財産権の保護強化を推進しており、これによりMSFのような団体が活動する途上国で医薬品の供給が脅かされる懸念が生じている。MSFは日本におけるTPPを巡る議論において、この懸念が除外されていることを憂慮
ミャンマー:「ここではHIV/エイズはいまもタブーです」――HIV/エイズ専門医のインタビュー 2011年11月22日掲載 カロリーヌ・ミケジェ医師は、モザンビーク、カメルーンを始め、多くの国で活動してきたHIV/エイズ治療の専門医である。国境なき医師団(MSF)が2000年からHIV/エイズ患者とHIVと結核の二重感染患者の治療を行うミャンマー南部のダウェイ診療所で、医療アドバイザーを務めるミケジェ医師に、ミャンマーでの経験について聞いた。 続きを読む Q. ダウェイ診療所は主にどのような活動をしているのですか? A. 私たちのチームは1日あたり80~90件、時には100件の診療を行っています。すべて無償で、HIV/エイズと結核の治療、診断、自発的カウンセリングを提供しています。またHIV/エイズの母子感染予防プログラムも提供しています。現在約3000人のHIV陽性患者が抗レトロウイル
南スーダン:1万人以上の難民がスーダンから到着──MSFは緊急医療援助を開始(12月1日現在) 2011年12月02日掲載 スーダンから過去2週間で数千人の難民が、今年新たに分離独立した南スーダンに国境を越えて避難している。11月28日、国境なき医師団(MSF)は南スーダンのドロ村で緊急医療援助活動を開始した。 続きを読む 戦闘を逃れて1万3000人の難民が到着 ドロ村は国境から40kmほどの地点にあり、スーダンの青ナイル州の戦闘から逃れた難民がたどり着いている場所である。推計1万3000人の男性、女性、子どもが既に到着しており、MSFはさらに数千人が国境地帯からドロにある集合地点に向かって持てるだけの物を持って歩いているところを目にしている。 南スーダンにおけるMSFの副活動責任者、ジャン=マーク・ジェイコブスは、緊急医療援助のニーズを調べるため、前の週に現地に入った。 「人びとが集ま
東日本大地震:避難所の高齢者に、慢性疾患への治療を引き続き提供(3月20日) 2011年03月20日掲載 大地震発生から1週間あまり、国境なき医師団(MSF)は南三陸町の避難所で診療を続けている。南三陸町では、約1万人が避難所で避難生活を送っている。 被災地で慢性疾患患者を診療。調査範囲も拡大 震災被災地で1週間活動を行ったMSFの中川嘉隆医師が、19日夜、東京のMSF日本東京支部に戻った。中川医師が参加したMSFのチームは地震と津波で甚大な被害を受けた孤立地域にも入り、中川医師が診察した慢性腎不全を抱える70歳の男性は、血液透析器のある医療機関に行くことができず、状態が悪化していた。 「幸い、この方の家族は地震以降もずっと看病をされていて、体重や血糖値を測り、食欲等が問題ないか確認を行うなど、できる範囲で最善の努力をされていました」と中川医師は語る。中川医師はこの男性の容態を安定させるた
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