海外で独自の進化を続ける日本食。その担い手は日本人以外かと思いきや、じつは日本企業が、海外向けに新しい切り口を売り出そうとしている場合もある。 「アップルギョーザは、餃子の中身をひき肉ではなくリンゴにした、デザート感覚の商品です。3種類のリンゴを使った果肉と、そのピューレをギョーザの皮で包みました。焼きギョーザではなく、揚げギョーザとしてお召し上がりください。お好みによってシナモン、チョコレートクリーム、アイスクリームなどを添えてもおいしいですよ。2月から現地日本食材店の店頭に、順次並んでいく予定です」(担当者) 同商品は、手始めにドイツ、英国、オランダ、フランスなど西欧で売り出されるそうだ。なかでもドイツや英国など、揚げ物文化の国からの引きが強いという。またそれら国々は、今回の商品に限らず、新しいものを取り入れようとする傾向が、他国と比べて強めでもあるのだとか。しかし、なぜギョーザにリン