2012年は、AV家電業界にとって激変の年となった。2012年7月に予定されていた地デジへの完全移行(東北の一部地域除く)に伴い、これまで数年の間「買い替え特需」的な盛り上がりを見せていた液晶テレビの人気が、7月を境に一気に収束。年末にかけての約半年間は、それまでの勢いを完全に失ってしまった。また、本来であれば、その前の2012年3月に実施された「家電エコポイントの完全終了」というイベントに合わせて、廉価モデルを中心とした液晶テレビの駆け込み需要が訪れる見込みであったのが、3月11日に起こった東日本大震災の影響によってなくなってしまった。この影響により、春商戦を狙って大量に市場に投入された製品が売れ残ってしまい、4月以降はこれまでにないほどの安値合戦が繰り広げられたのである。 2011年7月に、テレビ地上波放送の地デジへの完全移行(一部地域除く)が完了した反動で、2012年はテレビ市場にと
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