2024年3月24日のブックマーク (1件)

  • 『人魚の森』レビューその7 - るーみっく おーるど

    今回は『人魚の森』のレビュー7回目です。 前回はこちら。 登和によって、人魚の骸が磔にされた穴倉へ 突き落とされた真魚。 その背後に恐ろしい影が近づいてくる。 “なりそこない”である。 これは僕の仮説なんですが、 そして過去には先人が同じような説を 唱えていたかもしれませんが、 このなりそこないは 登和と佐和の母親なんではないでしょうか。 レビューその4でも少し書きましたが 母親は作品中、1コマだけ出てきます。 しかしその後、ぱったりと出てこなくなる。 父親は亡くなった話が出てくるが 母親のほうは亡くなった描写がない。 しかし家族が登和と佐和の二人きりになった、 という台詞はあるので どこかのタイミングで母親は死んだ、 あるいは行方不明になったのだ。 最近はどうなのか知らないが、 『らんま』初期の頃までの高橋留美子氏は 母親に冷たい節がある。 むろん例えばあたるの母、ラムの母、 ランの母や

    『人魚の森』レビューその7 - るーみっく おーるど
    rumicold
    rumicold 2024/03/24
    もし“なりそこない”が母親であるなら 自分より悲惨な人に気が付けない登和 という構図になり、それは地獄絵図としてたいへんに面白い。ただ母親が自己犠牲を払ったなら必ずしも不幸ではないかもしれないが。