ウクライナへの侵攻のためにロシアで9月から動員された新兵の中で、戦闘拒否などの動きが広がっている。上官から射殺するとの脅迫を受けながらも抵抗する様子が、親族を経由してSNSで伝えられている。ロシアは30万人規模の動員兵の投入によって劣勢の戦況を立て直したい考えだが、兵士の士気低下で厳しい状況に陥っている。 【画像】新兵器「ポセイドン」本当に核魚雷? 小泉悠さん語るロシア冬の戦い 「お前らを撃ってまとめて穴に放り込み、親族には行方不明だと伝える」 ウクライナ東部ルハンスク州で地下室に閉じ込められた動員兵たちが上官らにこう脅されたと、ロシアの独立系ネットメディア「アストラ」が5日、複数の動員兵の親族の話として伝えた。 動員兵らは、戦闘に参加することを拒否する上申書を提出。すると、現れた上官らは名前や肩書も名乗らず、説得が無理だと分かると、「射殺」の脅迫を始めたという。 ある動員兵の妻は「夫が8