シロクマ実験とは シロクマ実験(White bear problem)とは、何かを考えないように努力すればするほど、かえってそのことが頭から離れなくなる「皮肉過程理論」(IPT)を調べた実験のこと。 アメリカの心理学者ダニエル・ウェグナーが行った実験がこちらです。 ウェグナーは、実験参加者たちにシロクマの映像を見せたあと、それぞれのチームに異なる指示をします。 Aチームに 「シロクマのこと覚えておくように」 Bチームに 「シロクマのこと考えても考えなくてもOK」 Cチームに 「シロクマのことを考えてはいけない」 そして数週間後、最もシロクマのことを覚えていたチームは・・・「シロクマのことを考えてはいけない」と指示されたCチームでした!という実験結果になりました。 これは、シロクマのことを考えるな!って言われたために、うっかり考えていないかどうかを常に脳内チェックしている状態(監視過程)が続